歯科医院の開院前、写真を撮るなら医療機器が揃った直後です|内覧会の日では遅い

クリニックの写真は開院前に撮る

歯科医院・クリニックの開院前には、撮っておきたい写真がいくつもあります。ホームページの院内紹介、スタッフ紹介、院長挨拶。開院してからでは撮りにくくなるものばかりです。

ただ、内覧会の日に撮ればいい、と考えているなら少し待ってください。その日はおそらく、一年でいちばん撮影に向かない日です。

この記事では、開院前のどのタイミングで撮るのがよいのかを整理します。これから内覧会を計画される院長先生、準備を任されている事務長の方、医院のホームページ制作を担当されている方に向けて書いています。

目次

内覧会の日が撮影に向かない理由

内覧会は集患のためのイベントです。だから当日の院内は、来場された方に向けて作り込まれた状態になっています。

  • 「本日内覧会」ののぼりやポスター
  • 順路の案内、各部屋の説明を貼った紙
  • 受付テーブル、記念品、パンフレットのラック
  • 装飾、風船、ウェルカムボード

どれも内覧会には必要なものです。ですが写真にすると、院内そのものではなく「イベント会場」が写ります。ホームページに載せたいのは、患者さんが来院したときに目にする姿のはずです。

そして、お花が届きます

見落とされがちなのがこれです。内覧会や開院が近づくと、開業祝いのお花が大量に届きます。取引先、業者、知人、関係者から次々に。

ありがたいことですが、置き場所には限りがあります。待合室、受付前、入口まわり。撮りたい場所と、お花を置く場所は完全に重なります。しかも、いつ何本届くかは事前に分かりません。

「内覧会の朝、開場前なら撮れるだろう」と考えても、その時点ですでに装飾は設置済みで、お花も並んでいます。撮影のために外して、また戻す。開院前のいちばん忙しい朝に、それは現実的ではありません。

院内を撮るなら「医療機器が揃った直後」です

おすすめのタイミングは、はっきりしています。内装工事が終わり、医療機器の搬入と設置が済んだ、その直後です。

この時点の院内には、次の条件がそろっています。

  • 設計どおりの空間が完成している:内装も什器もすべて入った状態です
  • 診療室が「使える姿」になっている:ユニットや機器が入っていない診療室は、写真にすると空虚に見えます
  • まだ何も足されていない:内覧会の装飾も、お花も、業務で増える物もありません

院内がこの状態でいられる期間は、思っているより短いです。機器の搬入が終われば内覧会の準備が始まり、装飾が入り、お花が届き、開院すれば業務に必要な物が日々増えていきます。

そして、クリニックの運用が始まってしまうと、この状態は二度と戻りません。設計したとおりの空間が、まだ何にも使われていない姿。これは一生に1回しか撮れません。

開院後に撮ると、30分から1時間は余計にかかります

永田フォトが撮影するクリニックの8割は新規開業ですが、スケジュールの都合で「一旦落ち着いてから撮りましょう」とオープン後になることがあります。その場合、実際に30分から1時間は余計に時間がかかることが多いです。

内訳は、お掃除と、掲示物を外すことと、不要なものを移動させることです。受付のファイルやペン立て、待合室の掲示物、診療室の補充用の物品。なお院内掲示には法令で掲示が決められているものもあり、そもそも外せないものもあります。

そして見落とされやすいのが、動かした物は元に戻さないといけないという点です。明日からも診療がありますから。片付けに30分かかれば、戻すのにも30分。撮影そのものは進んでいないのに1時間が過ぎます。

この時間は拘束時間に含まれますので、そのぶん撮影料も増えます。永田フォトに限った話ではなく、現場に入っている時間で計算する以上、どの撮影業者でも同じことが起こります。

このあたりは開院後のクリニック撮影は、正直おすすめしませんに詳しく書きました。

スタッフの写真は「院内研修の日」に合わせる

院内の撮影とは別に、もうひとつ押さえておきたい日があります。開院前の院内研修です。

開院前には、ほぼ必ず研修の日が設けられます。機器の使い方、動線の確認、受付の流れ。この日は、スタッフ全員が院内にそろっている可能性が高い日です。

開院してからスタッフ全員の予定を合わせるのは、思っている以上に大変です。シフト制であれば全員が同じ日に出勤するとは限りませんし、そろったとしても診療の合間に撮ることになります。

ただし、研修中は忙しいです

ここは正直に書いておきます。研修の日はスタッフの方も余裕がありません。撮影のために研修を止めるのは本末転倒です。

現実的なのは、研修の開始前、休憩時間、または終了後に時間を区切って撮る形です。集合写真と個人写真だけなら、人数にもよりますが短時間で終わります。撮影があることと当日の服装を前日までに共有しておけば、当日その場で説明する必要もありません。

2つが重なる日があれば理想です

院内研修は、医療機器が入ったあとに行われることが多いはずです。機器を使う練習が含まれるからです。

つまり、機器の搬入が終わっていて、かつ研修でスタッフがそろう日があれば、院内もスタッフも一度で撮り終えられます。開院準備のスケジュールを組むときに、この日を意識しておいてください。難しければ、院内とスタッフで2回に分ける形でも問題ありません。

開院前に撮っておきたいもの

「何を撮ればいいか」は、「撮った写真をどこで使うか」から逆算すると決まります。用途とセットで整理します。

撮るものおもな使い道
外観、看板、入口まわりホームページのトップ、地図ページ、Googleビジネスプロフィール
待合室、受付、キッズスペースホームページの院内紹介、初診の方向けの案内
診療室、ユニット、個室診療内容ページ、院内設備の紹介
医療機器・設備導入設備の説明ページ
スタッフ集合写真ホームページのスタッフ紹介、求人ページ、院内掲示
スタッフ個人写真スタッフ紹介、名札、求人票
院長の写真(診療着・スーツ)院長挨拶、プロフィール、取材や広告の対応用

このうち、あとから同じ条件で撮り直せるのは院長の写真だけです。ほかは、院内の状態かスタッフの予定か、どちらかの条件が変わってしまいます。

院長の写真は2パターン撮っておくと便利です

診療着の写真は院内紹介や診療内容のページに、スーツの写真は取材、講演、地域の広報誌、業界紙などに使われます。開院後に「プロフィール写真をください」と言われる場面は意外と多く、そのたびに撮るのは手間です。同じ日にまとめておけば長く使えます。

決めておくことは医師・院長のプロフィール写真、撮る前に決めておく4つのことにまとめています。

開院準備のスケジュールに、撮影を1コマ入れておく

ここまでを整理すると、こうなります。

  1. 内装工事が完了する
  2. 医療機器の搬入・設置が終わる ← ここから撮影の適期に入ります
  3. 院内研修(スタッフがそろう日)
  4. 内覧会の準備が始まる(装飾の設置、お花が届き始める) ← ここを過ぎると撮りにくくなります
  5. 内覧会
  6. 開院

つまり2と4のあいだが撮影の窓です。ここに1コマ入れておけば、開院後に撮影のためだけの日程を作らずに済みます。

開院準備は、決めることが次々に出てきて、写真は後回しになりがちです。だからこそ、スケジュールを組む段階で入れておくのが確実です。

撮った写真は、開院後にずっと使うものです

この日に撮る写真は、開院後のホームページ、院内掲示、求人票、SNS、地域の広報誌への提供と、使う場面が次々に出てきます。

そのため、撮影を依頼するときに「写真をどこまで使ってよいか」を確認しておいてください。撮影会社によっては、写真の著作権を保持したまま「この用途で使ってよい」という許諾を出す形をとります。この場合、ホームページ用として撮った写真を求人票やパンフレットに使うときに、確認や追加費用が必要になることがあります。

永田フォトは、撮影した写真を著作権ごとお渡ししています。使用する媒体・期間・回数に制限は設けていません。開院前に撮った写真を、そのままホームページにも、院内掲示にも、求人票にも、SNSにもお使いいただけます。あとから使い道が増えても、追加の使用料はいただきません。

撮影費用

永田フォトのクリニック・歯科医院向けホームページ撮影プランは、撮影時間2時間・44,000円(税込)+交通費です。時間内の撮影枚数に上限はなく、明るさ・色・傾きなどの基本補正と、オンラインでのデータ納品も含みます。

開院前だからといって特別な料金を設けているわけではありません。通常のホームページ用撮影を、いちばん条件のよい日に行うだけです。部屋数やスタッフの人数によって時間が足りない場合は、事前にご相談のうえ延長します。

見積書の項目の読み方や、依頼するときに伝えるとよい情報は撮影の見積書、この項目は何のお金かにまとめています。

機器の搬入予定が見えたら、ご相談ください

撮影の窓は、機器の搬入から内覧会の準備が始まるまでのあいだです。開院準備は予定がずれることも多いので、おおよその時期が見えた段階でご相談いただけると、日程を押さえやすくなります。

永田フォトは大阪を中心に、歯科医院・クリニックのホームページ用撮影を行っています。開院予定、院内の部屋数、スタッフの人数、研修の予定をお知らせいただければ、撮影に適した日と必要な時間をご提案します。開院後の撮影では、患者さんが画面に入らないアングルとタイミングで撮影しています。

サービスの内容と過去の事例は大阪のクリニック・歯科医院ホームページ写真撮影をご覧ください。

関連記事: クリニックの出張撮影、当日の流れと準備|診療中でも撮れるのか、何を用意すればよいか

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次
撮影のご予約・お問い合わせ